放課後等デイサービス
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海山時間
お知らせとお詫び
この度、神奈川県福祉子どもみらい局福祉部障害サービス課より、合同会社レインボーグロウに対し、
指定障害児通所支援事業者の指定の取消しを行う旨の通知があり、令和6年3月31日で海山時間を閉所することとなりました。
ご利用者様、取引のある他の事業者様等に多大なるご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
指定取り消しの理由として、(1)不正請求、(2)監査等の妨害・忌避、の2点がありました。
それぞれについて以下の通りご説明いたします。
(1)不正請求について
令和3年9月から令和5年3月までの期間、担当職員がコロナ禍における国が臨時的に定めた代替支援の取扱において「柔軟な取り扱い」という表現から、代替支援のサービスの提供がなくても障害児通所給付費を請求できると誤った解釈をして手続きを行い、結果として不正請求という事実が発生いたしました。
請求手続きは担当職員が行っておりましたが、管理者はこれについて十分に内容を把握しておらず、給付金受給という重要な案件であるにも関わらず確認が足らなかったことと合わせて、監督不行き届きであったことは否めません。
不正請求とされた金額は罰金と合わせて期日通り返還いたしました。
また、不正請求を指摘された時点から、手続きの確認を複数で行うこと、管理者が全ての手続きについて把握することなどを所内で徹底しました。
(2)監査等の妨害・忌避
指定権者である神奈川県の調査があった時期に担当職員が体調不良で休業しており、立ち合える健康状態になかったため、やむを得ず管理者が代理で対応しましたが、対応が不十分として、妨害・忌避と判断されました。
本件に関する神奈川県のホームページ
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dn6/prs/documents/r3845025.html
今後の対応
環境が変わることで不安を感じることが多いお子様に対して、安心して利用できる新たな事業所が見つかるまで、
令和6年6月までボランティアとしてお子様をお預かりいたします。
このような不祥事をおこしてしまったことを、重ねてお詫び申し上げます。
2024年4月1日
代表 桑原潔
指定障害児通所支援事業者の指定の取消しに関する経過
2023 年 2 月 14 日
県と市による実地指導 実績記録表の内容確認。
2023 年 3 月 2 日
県と市による実地指導 実績記録表の内容確認。
2023 年 4 月 20 日
県と市による監査が入る 児童発達支援管理責任者(補助金申請の担当職員)が体調不良の ため対応できず。代表者が対応。
2023 年 7 月 10 日
県庁に出向いて監査を受ける。児童発達支援管理責任者(補助金申請の担当職員)が体調不良の ため対応できず。代表者が対応。
2023 年 9 月
各市町村ごとの不正請求件数・金額を算出して各市町村に提出。
2024 年 1 月 29 日
監査の結果について、指定取り消しの報告を県より受ける。
2024 年 2 月 27 日
逗子市へ給付金を返還 葉山町へ給付金・加算(罰金)を返還。
2024 年 2 月 29 日
県の職員による業務管理体制に関する立ち入り検査。
2024 年 3 月 4 日
県庁にて代表者が聴聞を受ける 指定取り消し決定。
2024 年 3 月 11 日
利用者に閉所についてお知らせ。
2024 年 3 月 15 日
指定取り消し日が 3 月 31 日に決定。
2024 年 3 月 28 日
3月31日付で指定取消し処分通告 逗子市の加算金(罰金)が決定。
2024 年 3 月 31 日
閉所
2024 年 4 月 19 日
逗子市への加算金返還予定 各市町村への返還金額(給付金・加算金)
逗子市 2,631,416 円
葉山町 648,946 円
合同会社 レインボーグロウ
放課後等デイサービス 海山時間
2023.10
不正行為に関する再発防止策について
(昨年10月社内討議にて策定した文書)
今回、新型コロナウイルス感染症防止のための学校の臨時休業に関連しての放課後等デイサービス事業所等の対応における代替的な支援について、不正行為となってしまった事案が発生したため、当事業所における再発防止策を以下の通り検討した。
1.不正行為が発生した原因及び問題点
➀業務管理について本案件が令和 3 年 新型コロナウイルス感染症防止のための障害児通所支援について、新たに制定された対応であり、感染症の拡大に伴って急遽制定された初めての対応方法であり、認識の間違いが起こってしまった。また決して不正請求を目的としていた訳ではなく、対応に対する認識の間違いから保護者の負担を少なくするために良かれと行ったことが、結果として不正行為を行ったことになってしまった。
②内部監査体制についてこの度の案件を発見できなかった原因は、普段より各行政からのお知らせの確認またその執行に対してそのほとんどを児童管理責任者一人で対応しており、またそれらの手続きが複雑であることや、児童管理責任者の経験・知識に依存するあまり、業務管理・指導ができていなかったことまた内部のチェック機能が十分に機能していなかったことによるものである。
③コンプライアンス意識について当事業所では社内規定の周知徹底を意識しているが、新たな法令に対する対応において、不明瞭な点を細部まで明確化してから実行しないと、意図的ではなくとも本案件のようにコンプライアンス違反となってしまうことを認識した。
2.再発防止策
➀業務管理の強化今後も都度状況に合わせた法改正などが行われることがあると思われる。事業所内の体制の必要な見直しを図るとともに事業所内研修や再発防止に向けた業務・管理の新たな体制強化を図ることとする。
②内部監査体制の強化本案件の不正の事実を反省し、内部監査体制の強化として請求等の通常業務内容、また対外的な手続き等に対しては必ず報告し、最低 2 名以上の詳細な内容確認を行うこととした。
またそのためのチェック体制をこれまでの常勤 3 名のみではなく、非常勤の児発官も加えて確認を行うこととした。
③コンプライアンス意識の向上 今後同じような認識の間違いが発生させないよう内部監査を強化する。
今後当事業所として上記再発防止策を徹底し、このような認識不足から来る不正行為に当たるようなことがないよう
改めて事業の健全化、信頼の回復に努めてまいります。
以上
*私たちの思い
誰一人同じ人間はいない・・・
みんな少しずつ違う・・・
違いは排除するものではなく、活かしあうもの
多様な個性の子が集う・・・そんな子ども達の放課後の居場所です
人を虹色に例えれば
みんなそれぞれのレインボーカラーを持っています
赤が強い人もいれば
青が強い人もいます
一人一人の個性は比べるものでも順番を付けるものでもありません
自分らしさを楽しめるように
自分に誇りを持てるように
仲間の個性を面白がれるように
繋がる喜びを感じられるように
「できる」を目指さない
何者にもならなくていい
あなたのままで十分
笑顔があればいい… By海山時間